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遠い夏の日 第九十六話

知美は壁に飾ってあるモノクロの写真に、興味を示しジッと見つめていた。

注文した飲み物が運ばれてくると、知美は店主に質問した。

「あの?この写真は、いつの時代のですか?」

「はい。この写真はオキナワが日本に返還される前です。ワタシが撮りました」

「へ?そうなんですか・・・」

「はい。カメラが趣味でいろいろ撮ってます」

店主は陽気に説明してくれた。

夏生は水を少しだけ口に含み、再びテーブルに突っ伏した。

「ナツキちゃん・・・具合はどう?」

マヒルは夏生に具合を聞いた。

「・・・きもちわるいけど・・・だいじょうぶです・・・」

夏生は無理をしているように見えたが、三線の柔らかく優しい音色が眠りへと誘っていった。

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「この焼酎はききますね?」

冬島は泡盛の強いアルコールにほろ酔い気分だった。

冬島と千賀子は国際通りの居酒屋で、沖縄料理を囲みながら互いの親睦を図っていた。

「冬島さんっ。飲み過ぎですよ・・・もう・・・」

冬島を窘める千賀子自身も、オリオンビールを何本空にしたか憶えていない。

「いいじゃありませんか・・・せっかく知り合えたんですから。こうして千賀子さんと飲めるのも神様のおかげかもしれません・・・ねっ? そうでしょ?」

「はいはい・・・そうですね。それで久高島の件ですけど・・・行くのは、もう少し待っていただけませんか?」

「えっ? そりゃまた、どうして? あ?! もしかして怖いんですか?」

「いえ、そうじゃありません。もう少し予習してから行きたいんです」

「そうですね。それがいいかも・・・それにしても・・・ナンチュ不在でイザイホーは終わりかぁ?・・・」 


イザイホー

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