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遠い夏の日 第七十八話

二人を乗せたハイラックスサーフは玉城村の奥武島を通過し新原ビーチへと進んで行った。

これから夜を迎えるペンションや民宿は、テラスのテーブルに泡盛やビール瓶が用意されていた。

沖縄では日中が暑いので地元民は家から出ないが、夕方や夜になるとビーチパーティーなどをするために家から這い出してくる。

もっとも観光客用に各自ペンションが用意した飲み物なので雰囲気はリゾート気分だ。

ハイレグの切り込みが際どい水着を纏った女性達がサマーベッドに寝そべったりしてるのが見える。

瞬は今までの雰囲気がガラッと変わるのも悪くないと感じていた。

「ここらへんはミーバルって呼ばれてるビーチなんだよ。 都会的な高級ホテルリゾートとは違うけど結構俺は好きなんだよね」

水野は点在するペンションなどを見ながら説明してくれた。

「スターダストか・・・そんな宿あったかな・・・それにしても古い洋館だな・・・」

水野はホテルスターダストの看板を見て考え深げに言った。

瞬は自分の目的が海だったり、ライブハウス回りの繁華街だったり、噛み合わないと考えていた。

「なんか食っていく? 腹ごしらえしてからっ!と・・」

水野は力をこめて言った。

「いいっすよオレは・・・それよりライブハウス付き合ってもらえませんか水野さん」

瞬は水野がたぶん言おうとしてるナンパ計画を阻止しライブハウスへ誘った。

「いいよ・・でも女の子でもさ誘って行こうぜ!なっ?」

「はぁ・・・・」

万事が女の事しかないのか、それともそれは健康な男子ならば当たり前なのか、瞬は気が進まないでいた。

「いやっ!まてよ・・じゃあさ?一回だけ・・・いや二回チャンスちょうだいよ。声かけて引っ掛かったら良いでしょ? ねっ!」

「は?・・・オレは知りませんよ。勝手にしてください」

「なに言ってんだよ・・・君も一緒だよ。一人で二人の女の子をナンパするのは大変だし無理だよ」

「いや勘弁してくださいよマジで・・・」

「い?から一緒にただそこに立ってるだけでOKだし」

しつこい誘いに、瞬は無言になってしまった。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

■ Comment

cache さん

コメントありがとう・・
おもいでは永遠に残りますよね・・・

新原は思い出のビーチです
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