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遠い夏の日 第七十二話

水野は話題を変えようと切り出した。

しかし瞬には水野の言葉が気になって耳から離れない。

[自分の責任で行くんだ・・・自分で納得するために]

赤いハイラックスサーフは国道を南側に周りこむようにし南からの湿った風を受けていた。

「そ?いえば、さっきの話だけど・・君は彼女いないって言ったよね? じゃフリーなんだ・・まっ彼女いても関係ないけどね・・ホテルで働いてるとさ、けっこう可愛い子とか来るんだよ・・でも仕事中だしヤバイよね」

「ヤバイって、何がヤバイんですか?」

「だから?声かけるとかさ」

「はい・・・」

瞬は水野が女の話題にもっていくので身の危険を感じていた。

「もう、沖縄でしょココって・・だから羽目を外しにくる女の子が沢山いるんだよ・・ね?」

「は?・・でも・・オレ興味ないっす。すいませんけど・・」

瞬はそれとなしに話題にのらないようにした。

「タマにはいいんじゃない? それに俺ひとりってのもさ・・ね?」

「それって・・ナンパとかするってことですか?」

瞬は具体的に応えた。

「そうそう・・話早いね・・波っていうか、潮が下げてたらリーフで危ないから入れないでしょ。 それにせっかくだし・・」

「い、いや断ります・・オレ苦手なんです」

瞬は断るとハッキリ言った。

「ま?ま?そう言わないで・・」

水野の危ない勧誘は終わることはなかった。

「あの?とりあえずポイントまで行きましょうよ。 それで無かったらショップを紹介してください」

「わかったよ・・信じられないよ・・苦手なんて・・」

瞬は苦笑いしながらスイマセンと頭を下げた。

ひめゆりの塔を少し進み車は右折した。

「ここ沖縄では有名なポイントだよ。スーサイド(SUICIDE(自殺))ってとこ・・」


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テーマ : 自作連載小説
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