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遠い夏の日 第六十七話

[水野さんは首里城の玉陵たまうどぅんって言ってたな・・ウドン?]

瞬は薄ら笑いを浮かべながら、首里城までの道のりを歩いていた。

夕方に待ち合わせと正確な時間に約束したワケではないし、首里城を観光するにしてもガイドブックに載ってる地図を見ると広い。

時瞬は間を持て余し考えていた。

[ナツキはちゃんとホテルに着いたかな・・・それにしても・・・あの子・・泣き虫だな・・いやっ・・それがまた可愛いトコなんだし・・ピュアで純粋だよな・・]

瞬は薄ら笑いで自分の口元が、ダラシナクなっていると思い、とっさに手のひらで口を隠した。

[オレって変かも・・えっ?!コレって・・ナツキを好きってことなの?]

思春期の健康な青年ならば誰しも通る道だが、自分でコレだ!と明確になるものは何もない。

これが恋なのか?あれが愛なのか?なんて他人に質問しても、返ってくる返事は自分で決めなさいだろう。



瞬という青年は、同じ年頃の男子が想いを馳せるような、アイドル歌手への憧れなどはない。

無いというよりは、ちょっと大人びたグラビアモデルやファッションモデル、外タレ、外国映画女優への、憧れのようなものは一応ある。

しかし熱狂的なファンなどということは無かった。

夏生のような、ちょっと幼い感じのアイドルっぽい雰囲気を残した子などは、とうてい興味などわかなかった。

それが、どうしたことだろう。

今になって、夏生に対して何らかの感情が、こみ上げてきている。

自分はもしかして、悪い病気になってしまったのか?

瞬は、ゆらゆらと揺れる逃げ水を見ながら、ボーっと考えていた。

[ナツキとライブハウス・・・水野さんとサーフィン・・か・・]

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テーマ : 自作連載小説
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