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ビーサンとハイヒール 第五話

二人は三宿で老舗になりつつある[春秋]の、一階側カウンター席に座った。

洒落たレストランバーで二会席をダイニング「春」の居酒屋、一階をバー「秋」という名前にした造りだ。

「俺はMaker's Mark、こいつはJIM BEAMでロックを」

佐伯は男の好みも聞かず、勝手にバーボンを注文した。

「佐伯・・・オマエなら、どうする?」

男が佐伯に切り出した。

「どうって・・・オレは独り者だ。オレにはオマエの心境なんてわからないよ・・・だがな、オマエには産まれてきた子供への責任と、産んだ女との家庭を築くっていう責任があるだろう・・・」

佐伯は男に、自分の子供なら認知し、女と家庭を築けと説得しはじめた。

「うん・・・いや・・・本当にオレの子供なのかって疑問が、まだ残ってる・・・」

男は腑に落ちない点があり、決めかねていると言った。

「そうか・・・オマエには、まだ信用できないのか・・・」

佐伯はグラスの酒が氷で薄まらないていどに、一口だけ飲んだ。

男もつられて同じように飲んだ。

「ふっ・・・今日、電話だけはしたよ。 アイツ・・・残念だと言っていたよ・・・」

男はまるで自分が、当事者じゃないかのように、鼻で笑いながら言った。

「まぁ・・・他人のオレが、とやかく言うことじゃない。 後は自分で決めてなんとかしろよ」

佐伯はグラスに残った酒を一気に飲んだ。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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